エレミヤ書 29章11~14節 「神の立てた計画」
~「世界祈祷日」を覚えての、子どもとおとなの合同礼拝~
テーマ:イングランド、ウェールズ、北アイルランド
違いを認め合うことは人にとって、とても難しいことです。人間は、民族や文化、宗教、また見た目や考えなどが似た者同士では仲良くできるけれど、何か違いを見つけるとお互いに退け、敵対してしまう癖のようなものを持っているからです。神から見たら皆同じなのに、人が感じる違いによって区別や差別を行うことで、より弱い立場の人たちはもっと弱くされてしまいます。捨てられ、いのちの危険にさらされることもあります。このような立場に追いやられると、悲しみや寂しさや痛みが圧し掛かって来て、孤独の中助けが全くないように思えてくるのです。しかし、です。聖書から語りかける神には計画があります。それは、独りぼっちを無くしていくように人々を導き、人と人との違いを認め合って、より暖かい関係を作り出していくように促すのです。
イングランド、ウェールズ、北アイルランドの人たちは、他の国に対して差別的な態度であったり、お互いを比べてどちらが優れているかを競い合ったりしてきたこともありました。この中で、人と人との関係がねじれたりしました。戦争も起こりました。でも、神の計画は、人の思いを超えて働くことを信じることができると聖書は教えているのです。人が思いもよらない仕方で、お互いのいのちをあるがままで素敵なのだと気が付くようにと導いていてくださるのです。このことを信じていけばきっと将来に希望が生まれてくるのです。この、思いもよらない神の計画に、わたしたちも招かれていることを信じ、一緒になって歩んでいけたらと思います。
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