コリントの信徒への手紙二 13章13節 「祝福による関係を作り出す」
「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。」。この祝福の言葉は、それぞれの教会という群れと聞いている教会員個人に向けられたものですが、これらに閉じられたものではありません。教会や個人が手紙の言葉に押し出されて、礼拝から遣わされ、それぞれの関係や暮らしている街や地方、さらには国単位の広がりをもつものです。
今日の礼拝後のバザーは、わたしたちの教会がここにこうして存在するということを具体的に知ってもらうことができます。そして、地域との交わりや奉仕の一端を担うことができるのだと考えるのです。教会が街にただ存在するだけでも、何らかの働きがなされるのだという考え方があります。ああ、ここに教会があるのだと知られていることだけです。何かの役に立ったり、心の支えにあるのだとは自信をもって言うことはできないかもしれません。しかし、小さなことかもしれませんが意味なしとは言えないと思います。
わたしたちのバザーの規模は決して大きいものではありません。また、多少の教会財政のプラスにはなるのかもしれませんが、利益中心には考えていません。どちらかと言うと、街に対する広い意味での証しなのかもしれません。ここに主イエス・キリストの教会が確実に存在するのだということです。何かある時には覚えていてほしいという願いをもっています。
普段は礼拝を終え、「主イエス・キリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが、あなたがた一同と共にあるように。」この祝福を受け、それぞれの場に帰って行きます。今日は、この言葉を受けながらバザーを行うという仕方で、この街の皆さんと一緒に主イエス・キリストの祝福に守られているひとときをご一緒に過ごすことができるなら、ここにわたしたちの教会の証しの働きがあり、豊かで喜ばしいものであることを願います。
最近のコメント